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ポイント④ 読み手をさらに引き込むスリップイン

小説の件

では今回は4つ目のポイントとして
重要なスリップインについてお話いたします。

前回のブログではキャッチコピーで、
まず読み手の注意を引き付けるために
「なんだこれ?」って思わせる必要があると
話しました。

読み手を逃がさないテクニック

そして、本文へと流れていくわけですが
本文へ入ったらいきなり飽きられて、
せっかくの見込み客である読み手を
逃がしてしまうということにならないように
つなぎ留めておく必要があります。

そこで、スリップインにより本文の中へと
さらに引き込むということになります。

スリップイン「Slip in」はセールスレターへの本題へ
滑り込むように入っていくという意味です。

要はボディコピーの冒頭で読み手の心をさらにつかみます。
このスリップインのでき次第で、レター自体の読み率が変わってきます。
ですので、かなり重要な役目をするわけです。

例えば映画を観ている時ですが、
最初の数十秒で心を奪われてしまうことがあります。

同様に、テレビのチャンネルを次々に変えながら、
画面に映し出された映像を数秒で面白そうかどうかを
見極めていることも多いのではないでしょうか。

自分にとって、興味があるのか無いのか、
役に立つのか立たないのか、人間はすぐに判断しようとします。

長くて数十秒、短ければ0.2秒といわれています。

つまり、「つかみ」というものは、
それだけ短い時間の中での勝負となるわけです。

では、どのようにレター本文の中へと引き込めるような文章がつくれるのか。

実は、いろんなところにネタは転がっています。
長年にわたって読み続けられている有名な小説などの
冒頭部分を上手く応用すれば1時間もあればできあがります。

またインターネット上にも様々なネタが転がっているのが分かります。
例えばニュース記事の見出しなどを引用するようなケースです。

「死のうかと思ってたけど・・・」の件から始まります。

思わずその続きを読もうとさせる強烈なフレーズです。
参考ページです→ http://irorio.jp/umishimaakira/20160115/294291/

これを、次のように応用してみるのはどうでしょうか。

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もうダメかと思っていました・・・
いくら頑張っても、これ以上は無理だと思ってました。
6年と3か月前のことです。
私は、天職だと思って陶芸職人として独立しました。
しかし、予想に反して誰にも評価されず
まったく仕事にならなかったのです。

独立するときに応援してくれた友人も今では・・・

もう本当に本当に、本当にダメかと思っていたのです。

それが、ある人との出会いがきっかけで、
私の人生は大きく変化することになったのです。

それは、Aさんとの出会いでした。
初老のご婦人Aさんが、突然ギャラリーにいらっしゃいました。
そして、・・・
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という風に、いくらでもつなげることはできます。
創作ではありますが、このような表現から自分に置き換えてみますと
いくらでも、ビジュアルな場面を描写することはできると思いませんか?

最初は、難しいと感じるかもしれません。
私も、最初からスラスラとつくれたわけではありません。
様ざまな記事を書いていくうちに、慣れてきます。
要は慣れです。

当たり前の文章をアレンジする

では、本題に戻しましてスリップインは、
人の心を「つかむ」ということですので
ビジネス文書にもあるように
「拝啓、貴社ますますご清祥のことと・・・」
などというのだけは、絶対に避けないといけません。

なぜなら、ギャップも何もなく期待通りでまったくつまらないからです。
いわゆる、令状や挨拶状などと同様だからです。

読み手は期待通りのものは読みたくないのです。
小説が背景の説明から始まっていたら面白くないのと一緒です。

「このお手紙では、おばあちゃんと遊園地へ行って、
ジェットコースターに乗って面白かった話をします。」
では、続きを読もうとする気持ちにならないからです。

むしろ、「その時おばあちゃんが絶叫した!・・・」という
文章から始まった方が「なんじゃこりゃ」となり
その次をもう少し読んでみようとなるのです。

スリップインから数行ほど読み進めさえすれば
あとは惰性で読んでしまいます。

仕事でもそうですよね。
最初の着手が一番大切であって、着手してしまえば
あとは進めてしまうのです。

スリッピインはそこを狙います!

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